たけゆみ塾Vol.23「つながる現場、超える垣根~子どもの声に向き合う支援者たち~」を開催しました
8月8日、北海道教育会館を会場に「たけゆみ塾Vol.23」を開催しました。今回のテーマは、「つながる現場、超える垣根~子どもの声に向き合う支援者たち~」。
ゲストスピーカーには、札幌市東部児童相談所で勤務する精神科療法士・セラピストの林祐輔さんと、一時保護所児童指導員の中村正彦さんをお迎えしました。ファシリテーターはソーシャルワーカーの高田みのりさんです。「児童相談所の中の人」と一緒に考えたい児童相談所という名前は多くの方が知っています。しかし、その中でどのような人たちが、どんな思いを持って子どもや家族と向き合っているのかは、外からはなかなか見えません。今回、私が大切にしたかったのは、児童相談所の仕事や制度について「知る」だけではなく、そこで働く人の思いや実践に直接触れ、さまざまな立場の参加者が一緒に語り合うことでした。
「たけゆみ塾」は、これまでも社会的養護やLGBTQなど、一見見えにくく、光が当たりにくい子ども・若者を取り巻く社会課題について、現場で伴走する方々のお話を聞き、参加者同士で語り合う場を重ねてきました。養護教諭として働いていた頃から、私は、職種や立場が違っても横につながり、互いの実践から学び合うことの大切さを感じてきました。それが「たけゆみ塾」の土台でもあります。だからこそ今回のテーマを、「つながる現場、超える垣根」としました。違いを知った上で、つながる。
林さんからは、児童相談所の役割や、心理面接、心理検査、行動観察などを通して子どもの状態を捉え、心理的支援や発達支援、保護者・家族支援につなげていく仕事についてお話しいただきました。そして「つながる」「垣根」という今回のテーマについて、印象に残ったのが、まず、それぞれに「違いがある」ことを認めること。そして、その違いを理解した上でつながり、超えていくことが必要だというお話でした。児童相談所、学校、福祉、医療、地域。それぞれ役割も専門性も違います。その違いをなくすのではなく、お互いの役割やできること、できないことを知る。その上で、目の前の子どものためにつながっていく。「垣根を超える」ということは、そういうことなのだと思います。
一時保護所を「ケアのある生活の場」に中村さんからは、一時保護所の現場についてお話しいただきました。一時保護所は、虐待や家庭のさまざまな事情により、一時的に家庭を離れる必要がある子どもたちが、次の生活の場が決まるまで暮らす場所です。子どもにしてみれば、ある日突然、それまでの日常から切り離されることになります。だからこそ中村さんが大切にしているのは、一時保護所を単に「守られるだけの場所」にするのではなく、「安心して過ごせる、ケアのある生活の場」にすること。安全を守ることと、ほっとできるあたたかな暮らし、その両方を大切にしたいと話されました。東部児童相談所の一時保護所では、札幌市の児童相談所付設の一時保護所として初めてユニット型を導入。大きな集団ではなく少人数で生活し、家庭的な環境の中で退所後も見据えたケアを行っています。
また、思春期の子どもたちとの日常についても紹介してくださいました。大人への反発や拒否感が強かった子どもが、職員とほかの子どもとの何気ないやりとりを見ながら、少しずつ距離を縮め、やがて自分から親との関係や葛藤を話すようになる。何気ない日常を一緒に過ごしながら、お互いを理解していく。中村さんの語る一時保護所の姿から、子どもにとって「生活そのものがケアになる」ということを改めて考えさせられました。
本当は、一時保護所に来なくてすむことが一番いい。
そして、中村さんのお話の中で、もう一つ大切だったことがあります。目の前にいる子どもを大切にケアする。一方で、本当は、子どもたちが一時保護所に来なくてすむことが一番いい。課題が大きくなる前に必要な支援につながり、住み慣れた地域で、気心の知れた人たちとの関係を保ちながら、親子で暮らし続けられること。そのための支援をもっと厚くしていきたいという思いです。児童相談所や児童福祉施設だけではありません。学校・保育、医療・福祉の専門職、NPOや地域の皆さん、そして施設や里親家庭で暮らした経験のある当事者の皆さんも一緒になって、「どんな支援があれば、親子が地域で少し楽に暮らせるのか」を考え、実践していく。中村さんが掲げたのは、そんな「チーム札幌」でした。
「垣根は片側からでは越えられない」
今回は事前に参加者から質問も寄せていただきました。18歳以降の自立・移行、里親の確保、一時保護中の教育の保障、現場が抱える課題と必要な政策、行政の役割、そして「福祉や教育に携わっていない市民にもできることは何か」など、普段はなかなか知ることのできない児童相談所の内側に一歩踏み込む質問もありました。その中で、行政の役割について語られた言葉も心に残りました。児童相談所は強い権限を持つからこそ、自分たちだけで抱え込まないこと。行政の側から情報や困りごとを開き、平時から顔の見える関係をつくること。そして連携を個々の担当者の頑張りだけに任せず、続いていく仕組みにすること。そして、「垣根は片側からでは越えられない」という言葉です。これは、行政だけに求められることではないと思います。児童相談所からも手を伸ばす。地域や関係機関からも手を伸ばす。その手がつながることで、初めて超えられる垣根があります。
予定時間を超えるほどの熱いグループワークにお二人のお話を受け、参加者はグループに分かれて、前半は「お話を聞いての感想や質問」、後半は「これから自分たちにできることは?」をテーマに話し合いました。
これが、予想を超える熱い議論になりました。
参加された皆さんの立場や経験はさまざまです。それぞれの現場から感じていることや疑問、子どもたちのためにできることが次々と語られ、予定していた時間をオーバーするほどでした。「たけゆみ塾」で私がつくりたいのは、誰かから正解を教えてもらうだけの場ではありません。違う立場の人が同じテーブルを囲み、お互いの話を聞く。そして、それまで知らなかった現場を知り、「では、自分には何ができるだろう」と考える。今回、会場のあちらこちらで生まれていた対話そのものが、まさに「つながる現場、超える垣根」だったのではないかと思います。子どもの声に向き合うために、つながる参加者からの「私たちにできることは?」という質問に対して、「特別なことは一つもない。まず知ることから」というお話もありました。虐待や社会的養護を「どこか特別な家庭の話」にしないこと。そして、専門職でなくても、一人の子どもにとって信頼できる大人の一人になることはできる――。
私は、社会的養護に関わる中で、制度や支援を充実させることはもちろんですが、子どもを真ん中に置いて、立場を超えて人と人がつながることの大切さを何度も感じてきました。児童相談所だけでもできない。学校だけでも、福祉だけでも、地域だけでもできない。それぞれの現場には、それぞれの役割と専門性があります。だからこそ、お互いを知り、違いを認め、必要なときに手を伸ばし合える関係をつくっていく。そして何より、その真ん中にいる子どもの声を聴くことを忘れない。
今回の「たけゆみ塾Vol.23」が、そのための小さな一歩になっていたら、とてもうれしく思います。
ご参加いただいた皆さま、率直に現場での実践と思いを語ってくださった林祐輔さん、中村正彦さん、そして対話を丁寧につないでくださったファシリテーターの高田みのりさん、本当にありがとうございました
。
これからも「たけゆみ塾」は、さまざまな立場の皆さんと一緒に学び、語り合い、つながる場をつくっていきたいと思います。

8月8日(土)15:00~北海道教育会館において「たけゆみ塾Vol.23」を開催します。
今回の「たけゆみ塾Vol.23」では、「つながる現場、超える垣根」をテーマに据え、児童相談所で子どもや家族と向き合う林祐輔さん、中村正彦さんのお二人をゲスピーカーにお迎えし、それぞれの現場で感じていることや支援への思いを語っていただきます。お二人のそれぞれの思いや実践に耳を傾け、参加者一人ひとりが立場を超えて語り合い、子どもの声に向き合うためにできることを一緒に考えたいと思います。
Vol.23でも、新しい出会いとつながりが生まれることを楽しみにしています。
【みなさまにお願い】
・「たけゆみ塾」は「講演と質疑応答」という形式ではなく、参加された方も一緒に考え、参加者同士がつながれる場としています。そのため、講師からのお話は一般的な講演よりも短め、グループに分かれての交流を2回設けています。趣旨をご理解の上、お申し込みいただけたらと思います。。
・8月1日(土)しめきりとしていますが、定員に達した場合はしめきり前にしめきることがあります。お早めのお申し込みをお願いします。
・たけゆみ塾では、講師も参加者も安心して発言できるよう、ご紹介者がいらっしゃる場合は「ご紹介者のお名前」または「ご紹介先」を必ずお知らせいただいていますのでご協力ください(フォームへの入力時にご記入ください)。
・事例検討の学習会ではないため、個別事例の対応等のご質問はお控えください。
・教育会館をグーグルマップで探すと現地と違う場所が出てくるようですのでご注意ください(参加申し込みのあった方にはしめきり後に確認のメールを送信します)。
・終了後、会場付近の居酒屋で懇親会を開催しています。「考え中」と返答された方は8月1日までに参加の有無を確定させてメール等でお知らせください。
8月8日(土)15:00~北海道教育会館において「たけゆみ塾Vol.23」を開催します。
今回の「たけゆみ塾Vol.23」では、「つながる現場、超える垣根」をテーマに据え、児童相談所で子どもや家族と向き合う林祐輔さん、中村正彦さんのお二人をゲスピーカーにお迎えし、それぞれの現場で感じていることや支援への思いを語っていただきます。お二人のそれぞれの思いや実践に耳を傾け、参加者一人ひとりが立場を超えて語り合い、子どもの声に向き合うためにできることを一緒に考えたいと思います。
Vol.23でも、新しい出会いとつながりが生まれることを楽しみにしています。
【みなさまにお願い】
・「たけゆみ塾」は「講演と質疑応答」という形式ではなく、参加された方も一緒に考え、参加者同士がつながれる場としています。そのため、講師からのお話は一般的な講演よりも短め、グループに分かれての交流を2回設けています。趣旨をご理解の上、お申し込みいただけたらと思います。。
・8月1日(土)しめきりとしていますが、定員に達した場合はしめきり前にしめきることがあります。お早めのお申し込みをお願いします。
・たけゆみ塾では、講師も参加者も安心して発言できるよう、ご紹介者がいらっしゃる場合は「ご紹介者のお名前」または「ご紹介先」を必ずお知らせいただいていますのでご協力ください(フォームへの入力時にご記入ください)。
・事例検討の学習会ではないため、個別事例の対応等のご質問はお控えください。
・教育会館をグーグルマップで探すと現地と違う場所が出てくるようですのでご注意ください(参加申し込みのあった方にはしめきり後に確認のメールを送信します)。
・終了後、会場付近の居酒屋で懇親会を開催しています。「考え中」と返答された方は8月1日までに参加の有無を確定させてメール等でお知らせください。
8月8日(土)15:00~北海道教育会館において「たけゆみ塾Vol.23」を開催します。
今回の「たけゆみ塾Vol.23」では、「つながる現場、超える垣根」をテーマに据え、児童相談所で子どもや家族と向き合う林祐輔さん、中村正彦さんのお二人をゲスピーカーにお迎えし、それぞれの現場で感じていることや支援への思いを語っていただきます。お二人のそれぞれの思いや実践に耳を傾け、参加者一人ひとりが立場を超えて語り合い、子どもの声に向き合うためにできることを一緒に考えたいと思います。
Vol.23でも、新しい出会いとつながりが生まれることを楽しみにしています。
【みなさまにお願い】
・「たけゆみ塾」は「講演と質疑応答」という形式ではなく、参加された方も一緒に考え、参加者同士がつながれる場としています。そのため、講師からのお話は一般的な講演よりも短め、グループに分かれての交流を2回設けています。趣旨をご理解の上、お申し込みいただけたらと思います。。
・8月1日(土)しめきりとしていますが、定員に達した場合はしめきり前にしめきることがあります。お早めのお申し込みをお願いします。
・たけゆみ塾では、講師も参加者も安心して発言できるよう、ご紹介者がいらっしゃる場合は「ご紹介者のお名前」または「ご紹介先」を必ずお知らせいただいていますのでご協力ください(フォームへの入力時にご記入ください)。
・事例検討の学習会ではないため、個別事例の対応等のご質問はお控えください。
・教育会館をグーグルマップで探すと現地と違う場所が出てくるようですのでご注意ください(参加申し込みのあった方にはしめきり後に確認のメールを送信します)。
・終了後、会場付近の居酒屋で懇親会を開催しています。「考え中」と返答された方は8月1日までに参加の有無を確定させてメール等でお知らせください。
【たけゆみ塾Vol.22「生きづらさと性暴力~LGBTQ+の声から考える」を開催しました】
2026年6月20日(土)、市民との学習会「たけゆみ塾Vol.22」を開催しました。
今回のテーマは「生きづらさと性暴力~LGBTQ+の声から考える」。講師に宝塚大学看護学部教授の日高庸晴先生をお迎えし、LGBTQ+当事者が抱える生きづらさや性暴力被害の実態について学びました。
近年、「性の多様性」という言葉を耳にする機会は増えてきました。しかし、LGBTQ+当事者がどのような困難や生きづらさを抱えているのか、また性暴力被害の実態については、まだ十分に知られているとは言えません。
講演では、全国規模の調査データや人権教育映像をもとに、当事者を取り巻く現状や課題について学びました。特に印象的だったのは、日高先生が訳・監修に携わった絵本『ぼくのスカート』を活用した授業の紹介です。
主人公が保護者の留守中にさまざまな洋服を着てみる中で、最後に選んだのがスカートでした。主人公がスカートを選んだことについて、子どもたちからは「好きな服が見つかって良かったね」という感想が寄せられたそうです。その言葉には、「男の子なのに」「女の子なのに」といった大人の固定観念を超え、ありのままを受け止める柔軟さがありました。私はその話を聞きながら、子どもたちの持つ力の大きさを改めて感じました。
また、学校の部活動を舞台にした映像教材では、相手の同意なく身体に触れて指導をすることや、夜間の指導に誘うことなど、身近な場面の中で起こりうる性暴力について考えました。被害者や加害者だけでなく、その場にいる周囲の人たちがどのように行動するのかという「傍観者」の視点も大切なテーマでした。
後半は、SOGI-Mamii’sの高橋愛紀さんの進行のもとグループワークを実施しました。1回目は講演の感想や日高先生への質問について意見交換を行い、2回目はグループをシャッフルした上で、「傍観者にならないために自分にできることは?」をテーマに対話を行いました。
福祉、教育、医療、子育て支援、当事者活動など、さまざまな立場の方々が参加してくださいました。それぞれの経験や思いを語り合う中で、自分にはなかった視点や気づきが生まれ、学びがさらに深まっていく様子が印象的でした。
参加者からは、
「性暴力に関する具体的なデータを知ることができ、大変勉強になった」
「多様性という言葉は広がっているが、実際には十分に理解されていない現状を改めて感じた」
「グループワークで多様な立場の方の話を聞くことができ、とても刺激になった」
「傍観者にならないために自分に何ができるかを考えるきっかけになった」
「大人になっても学び続ける場があることがありがたい」
などの感想が寄せられました。
実は、2019年8月に開催した第1回たけゆみ塾のテーマも、「多様性を育み、共生社会をつくるために~性別違和の子どもたちへのかかわり」でした。14名定員でケーキを食べながらざっくばらんに語り合う小さな学習会としてスタートしたたけゆみ塾は、多くのみなさまに支えられながら今回で22回目を迎えました。
養護教諭として30年間勤務する中で、少数職種だからこそ横のつながりや学び合いの大切さを実感してきました。その経験が、たけゆみ塾の原点となっています。
あれから7年。社会の理解は少しずつ進んでいる一方で、依然として見えにくい課題や声にならない生きづらさが存在しています。だからこそ、学び、対話し、一人ひとりが自分事として考える場が必要だと感じています。
今回、Vol.22で再びLGBTQ+をテーマに取り上げたことで、この間の社会の変化と変わらない課題の両方を見つめ直す機会となりました。
ご参加いただいた皆さま、日高庸晴先生、ファシリテーターを務めてくださった高橋愛紀さん、本当にありがとうございました。
これからも「たけゆみ塾」を通して、光の当たりにくい社会課題に目を向け、多様な立場の方々とともに学び合い、対話を重ねながら、誰も孤立しない地域社会づくりにつなげていきたいと思います。

【たけゆみ塾Vol.22】を開催します
近年、「性の多様性」という言葉を耳にする機会は増えてきました。
一方で、LGBTQ+当事者が抱える生きづらさや、性暴力被害の実態については、まだ十分に知られているとは言えません。
性暴力は、決して特別な場所で起こるものではなく、身近な人間関係の中で起こることも少なくありません。そのため、被害を受けても「相談できない」「理解されない」と感じ、孤立してしまう方もいます。
今回のたけゆみ塾では、宝塚大学看護学部教授の日高庸晴先生を講師にお迎えし、全国規模の調査データをもとに、LGBTQ+当事者の性暴力被害の現状や背景について学びます。
また、人権教育映像の視聴やグループワークを通して、
「安心できる関係性とは何か」
「誰も孤立させない社会をどうつくるのか」
について、参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。
このテーマは、LGBTQ+当事者だけの問題ではありません。
誰もが安心して生きられる地域や社会をつくるために、ぜひ一緒に学びませんか。
【たけゆみ塾Vol.22】
「生きづらさと性暴力~LGBTQ+の声から考える」
◆日時
2026年6月20日(土)
13:00~15:30(受付12:30~)
◆会場
北海道教育会館 3階会議室
◆講師
日高庸晴さん(宝塚大学看護学部教授)
◆参加費
無料
◆定員
50名
お申し込みはチラシのQRコードまたは申込フォームからお願いします。
みなさまのご参加をお待ちしております。


【たけゆみ塾Vol.21】
2月7日(土)、21回目となる市民のみなさんとの学習会「たけゆみ塾」を開催しました。
なんと、お申し込みが過去最多の60名!!今回のテーマは「包括的性教育」。
「包括的性教育」とは、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)が中心となり、2009年に発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に沿った世界標準の性教育のこと。
看護師であり、3児の母であり、「『生』教育アドバイザー」として「包括的性教育」を伝えている「OHANAIRO」主宰の山田亜弥(あやや)さんを講師にお招きしました。@ohanairo_aya
あややさんの話に説得力があるのはご自身の辛い経験があるから。「母親はこうあるべき」「『助けて』というとダメな母親だと思われてしまうのではないか」と自分で自分を追い込み、頑張り過ぎた子育て。子どもにも親の思いを押し付けてしまった時期があり、「愛情」が「支配」になっていたといいます。大人も自分に向き合い、自分自身を大切にすることが、後に出会う「包括的性教育」にも繋がります。

「包括的性教育」は生理や身体のしくみ、妊娠・出産など「性」に関することだけではなく、人との関係性の構築や、他者との違いを尊重すること、ジェンダーやセクシュアリティなども含まれます。「生きること」そのものを扱う教育であり、とても大切な「人権教育」。
今日からできることは「同意とバウンダリー」。赤ちゃんや幼児に対しても「触るね」と声をかけてからおむつ替えや着替えなどをする。体のことは何かと「恥ずかしいから早く服を着なさい」などとマイナスな言葉をかけがちだけれど、それをプラスの言葉がけに変える事で子どもは自分の体を「恥ずかしいもの」「隠さなければならないもの」とは思わなくなる。
そして、小さい頃から握手やハグなどが嫌だと思ったら、嫌だと言って良い。それは相手を嫌いだという事ではない。日本人はNoというのが苦手だけれども、Noと言っても嫌われない経験を重ねる。自分の体は自分だけのもので、相手の体も相手のもの。だから、握手やハグなど人に触れる時は相手の同意をとる必要があることを学ぶ。性暴力の防止にもつながる。性暴力は「性欲」ではなく「支配欲」なのだ。そして、性教育と同時にメディアリテラシーも学ぶ必要がある。大人は目的や知識を教えるのではなく、相談できる相手であること。
まずは大人が「包括的性教育」を通して「人権」を学ぶ事の重要性を共有できた貴重な時間となりました。
従来の「性教育」のイメージを覆され、衝撃を受けたという感想がたくさん届きました。アンケートもいつもより早く、そしてたくさん届きました。アンケートを書いてくださったうえにDMをくださる方も。
小さな種まきを重ねるあややさんへの共感と衝撃が、それぞれの方の次への行動のきっかけとなったことは間違いありません。
あややさん、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!!