【たけゆみ塾Vol.21】
2月7日(土)、21回目となる市民のみなさんとの学習会「たけゆみ塾」を開催しました。
なんと、お申し込みが過去最多の60名!!今回のテーマは「包括的性教育」。
「包括的性教育」とは、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)が中心となり、2009年に発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に沿った世界標準の性教育のこと。
看護師であり、3児の母であり、「『生』教育アドバイザー」として「包括的性教育」を伝えている「OHANAIRO」主宰の山田亜弥(あやや)さんを講師にお招きしました。@ohanairo_aya
あややさんの話に説得力があるのはご自身の辛い経験があるから。「母親はこうあるべき」「『助けて』というとダメな母親だと思われてしまうのではないか」と自分で自分を追い込み、頑張り過ぎた子育て。子どもにも親の思いを押し付けてしまった時期があり、「愛情」が「支配」になっていたといいます。大人も自分に向き合い、自分自身を大切にすることが、後に出会う「包括的性教育」にも繋がります。

「包括的性教育」は生理や身体のしくみ、妊娠・出産など「性」に関することだけではなく、人との関係性の構築や、他者との違いを尊重すること、ジェンダーやセクシュアリティなども含まれます。「生きること」そのものを扱う教育であり、とても大切な「人権教育」。
今日からできることは「同意とバウンダリー」。赤ちゃんや幼児に対しても「触るね」と声をかけてからおむつ替えや着替えなどをする。体のことは何かと「恥ずかしいから早く服を着なさい」などとマイナスな言葉をかけがちだけれど、それをプラスの言葉がけに変える事で子どもは自分の体を「恥ずかしいもの」「隠さなければならないもの」とは思わなくなる。
そして、小さい頃から握手やハグなどが嫌だと思ったら、嫌だと言って良い。それは相手を嫌いだという事ではない。日本人はNoというのが苦手だけれども、Noと言っても嫌われない経験を重ねる。自分の体は自分だけのもので、相手の体も相手のもの。だから、握手やハグなど人に触れる時は相手の同意をとる必要があることを学ぶ。性暴力の防止にもつながる。性暴力は「性欲」ではなく「支配欲」なのだ。そして、性教育と同時にメディアリテラシーも学ぶ必要がある。大人は目的や知識を教えるのではなく、相談できる相手であること。
まずは大人が「包括的性教育」を通して「人権」を学ぶ事の重要性を共有できた貴重な時間となりました。
従来の「性教育」のイメージを覆され、衝撃を受けたという感想がたくさん届きました。アンケートもいつもより早く、そしてたくさん届きました。アンケートを書いてくださったうえにDMをくださる方も。
小さな種まきを重ねるあややさんへの共感と衝撃が、それぞれの方の次への行動のきっかけとなったことは間違いありません。
あややさん、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!!